私たちについて

About

私たちは、土や緑と向き合いながら、暮らしを少しずつ心地よく変えていくことを大切にしています。派手さや特別な言葉よりも、当たり前を丁寧に積み重ねること。地域に根ざした小さなチームとして、一つひとつの仕事に誠実に向き合い、風景と暮らしをともに育てていきます。

土を見つめ、
暮らしに寄り添い続けて。

庭を整えること、木を剪定すること、土地を耕すこと。それは見た目をきれいにする以上に、
その場所に流れる時間や空気をととのえる営みだと、私たちは考えています。

平田幸来園は、造園・外構・農業という3つの仕事を通して、
この土地の暮らしや風景が少しでも良くなるようにと、日々手を動かしています。

はじまりは、剪定鋏ひとつから。

最初は庭木の剪定だけを請け負う、小さな造園屋でした。
「草が伸びて困っていて…」という声に応え続けるうちに、
石を据え、フェンスを立て、地面をならし、畑を整えるようになっていました。

頼まれたからやる、というよりも、
「そうしてあげたい」と思える気持ちの積み重ね。
気がつけば、庭まわりのあらゆる工事を任せていただけるようになりました。

手を動かすことで、見えてくるもの

私たちはなるべく機械に頼らず、自分たちの手で確かめながら仕事をしています。
土の湿り具合や根の張り方、石の重さや木のしなり。
図面だけではわからないことが、たくさんあるからです。

たとえ目に見えない部分でも、丁寧に積み重ねていくことで、
その後の暮らしが快適になり、長持ちするものになる。
そんな“手をかけること”の大切さを、これからも忘れずにいたいと思っています。

小さなチームで、大きく丁寧に。

平田幸来園の現場は、少人数の自社チームで運営されています。
職人同士の距離も、お客様との距離も近いからこそ、
話が早く、気づきがあり、細やかな気配りができる。

「現場の人に直接相談できて安心だった」と
言っていただけることが、何よりの励みです。

社長・専務・職人が一体となって、設計から施工、管理まで一貫して行うことで、
お客様にとっても社内にとっても、ムリやムダのない信頼ある仕事が生まれています。

風景と、暮らしと、
ともに育っていくために。

耕されなくなった畑を整え、また作物が育つ場所にする。
年々草に埋もれていく庭を、ふたたび使える空間にする。

私たちがしているのは、工事というより「つなぎ直す」仕事かもしれません。

整備をきっかけに、そこに新しい時間が流れはじめたり、
誰かの暮らし方が変わったりする。
その瞬間に立ち会えることが、私たちにとってのよろこびです。

これからも丹波という地域に根を張りながら、
このまちで暮らす人たちの未来に役立つ仕事を、静かに、まっすぐに続けていきます。